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見た映画のことをかきます

ティルダ・スウィントン嫌なおばさん映画リスト

 最近、テレビで映画をいろいろ録画して見ていたところ、ティルダ・スウィントンが嫌なおばさん役をやっている率がなぜか非常に高かったことから、本記事においてまとめることとしました。
 なおわたし自身はティルダ・スウィントンが嫌な人だとかおばさんだとかいう認識はまったくもっていないことを付言しておきます。

※1 以下、順不同
※2 見たことがある映画のみ記載
※3 ネタバレともいえないネタバレがあるため注意

ナルニア国物語シリーズ:白い魔女

 エドマンドにターキッシュ・ディライトをあげたりあげなかったり、兄弟を裏切るようにそそのかしたり、ライオンを縛ってたてがみをそったり、地道に嫌なポイントを積み重ねてくる人。
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フィクサー:カレン・クラウダー役

 心配性インハウスローヤー。心配性が過ぎて会社の不祥事を知る弁護士役のジョージ・クルーニーを殺っちゃおうとする人。
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バーン・アフター・リーティング:ケイティ・コックス役

 アル中でCIAをやめさせられたジョン・マルコヴィッチのヒス奥さんでジョージ・クルーニーと不倫してる影の薄い人。
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ムーンライズ・キングダムソーシャルワーカー

 主人公サム・シャカスキーを少年収容所にいれ、電気ショック治療を受けさせるとか平然と言うパターナリスティックなソーシャルワーカーの人。
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スノーピアサー:メイソン役

 メガネ。靴を投げつけた男の腕を凍らせる刑に処しながら7分間スピーチし、お前らは靴だよと言ってくる総理。エカテリーナ橋の迷シーンの直後、暗視ゴーグルをつけた処刑人集団に最下層住民を虐殺させるシーンのいや~な笑顔がすてきでよい。
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上記に準ずるもの

コンスタンティン:天使ガブリエル役

 なにぶん天使なのでおばさんとまではいえないまでも、人の話を聞かない嫌なやつではある。
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グランド・ブダペスト・ホテル:マダムD役

 嫌な人かどうかわかるまえに儚くなったが、息子の性格からしていい人ではなさそうだと思われる。
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 こうして列記してみると、随分エキセントリックな役が多いです。ティルダ・スウィントンは、エキセントリックな役でも演じきれる演技巧者であることから、そのような役を期待される結果として、嫌なおばさん役が多くなってしまうのではないかとの仮説が成り立ちうると思わなくもないですがどうでしょうか。
 今後もティルダ・スウィントン嫌なおばさん映画を追っていきたいと思います。

私選・映画館しぐさ

ao8l22.hatenablog.com
 こちらの記事に便乗して考えてみたものまとめ
 但し映画館に一人で行くことが圧倒的に多い人間が考えたため、前提が異なっています。

席泥棒

段差の少ない映画館において、隣席同士で頭や肩を寄せ合うことにより、背後の席の視界を塞いでスクリーンを見えなくすること。

脚かしげ

内側の席の客が通路に出入りするときに脚を曲げて出入りしやすくしてあげること。

一席浮かせ

座席予約サイトにおいて、明らかに固まって席をとっているグループないしカップルからは一席以上離して席を取ること。

七三の待ち

映画の予告編が始まって七分後に入場することにより、a○シネマ割やJT等の無駄な広告をパスし、後半の面白い予告のみを見て本編へスムーズに入ることができる手法。
※混雑時または内側の席でやると迷惑になる場合があるので注意

打てば響く

前方の座席を蹴ると相手にはわかるということ。

夜に生きる

レイトショーやナイトショーの割引を活用するということ。

2015年2月~3月にかけて見たい映画

  • Mr.ホームズ 名探偵最後の事件
  • リリーの全て
  • アーロと少年
  • Xミッション

 見る気なかったけど、環境カルト映画らしいと聞いて俄然行きたくなった

 まだみてないの―

  • ブラック・スキャンダル
  • サウルの息子
  • 白鯨との戦い

 1956年「白鯨」が微妙だったのであんまり興味ない

  • の・ようなもの のようなもの

 「の・ようなもの」をそもそも見ていないため微妙

『完全なるチェックメイト(’14)』

『完全なるチェックメイト』('14)

映画『完全なるチェックメイト』公式サイト PAWN SACRIFICE|TOP

原題:Pawn Sacrifice

監督:エドワード・ズウィック

出演:トビー・マグワイアリーヴ・シュレイバーピーター・サースガード 他

製作国:アメリカ

上映時間:115分


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あらすじ(完全なるチェックメイト : 作品情報 - 映画.comより):

アメリカとソ連が冷戦下にあった1972年。15歳の時にチェスの最年少グランドマスターになった経歴を持つボビー・フィッシャーは、その突飛すぎる思考と予測不能な行動のせいで変人として知られていた。アイスランドで開催される世界王者決定戦に出場することになったフィッシャーは、チェス最強国ソ連が誇る王者ボリス・スパスキーと対局。両国の威信をかけた「世紀の対決」として世界中が勝負の行方を見守る中、一局目で完敗したフィッシャーは極限状態に追い込まれながらも、驚くべき戦略でスパスキーに立ち向かう。

タイトルの感想:

 邦題がかっこわるすぎてショックを受けました。原題("PAWN SACRIFICE")の直訳ないしカタカナ表記にして無難に済ませたらよかったのでは?
 チェックメイトに「完全なる」という形容動詞がつく点でもすわりが悪い日本語になっている気がします。
 そもそも原題は、フィッシャーの指し手を意味するだけでなく、東西冷戦下のチェスプレイヤーたちは、国益というより大きな目的のための捨て駒だったというダブルミーニングになっているところ、どちらの意図も読み取れない邦題はかなり微妙です。

映画の感想:

 問題のある天才が出てくる映画は好きなのでこれも好きです。
 本編としては、スパスキーを打ち破った後のボビー・フィッシャーの全然嬉しそうではない顔が見どころかと思います。
 一方、盤上で何が起こっているかはほとんど見えず、解説もされないため、チェス映画ではないという心づもりで見ないと拍子抜けの可能性が高いです。
 個人的には、「すごいもの」を描くうえでは、言葉で「あれはすごい」「最強の◯◯」などというだけではだめで(それだとただの中二病黒歴史小説になります)、説得的な実例を出すべきかと思うのですが、フィッシャーのすごさ、あるいは敵であるスパスキーのすごさ=チェスの戦略 を見せるシーンが本編中にはほとんど登場しなかったため、「フィッシャーはなんかすごいって言われてるからすごいんだろう」以上の実感を得られなかったのが残念な点です。
 同じ問題は『クリード チャンプを継ぐ男』で、ラストの敵役である"プリティ"・リッキー・コンランのヤバさがいまいちわかりづらいという点にもあったかと思いますが、クリードの場合は「自分と戦う」ことがテーマになっている作品でありその点はかなりしっかり描かれていたためにあまり気になりませんでした。
 しかし本作品も、トビー・マグワイアの演技がいいのでボビー・フィッシャーという人間自体の変人・奇人・天才ぶりはちゃんとわかるようになってます。フィッシャーという人間の伝記映画として面白いのでおすすめです。


 ちなみに海外版ポスターはかっこいいと思う。
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2014年3月に見たい映画

優先度◎○△

 

(既に公開)

(3月7日~)

  •  パリよ、永遠に △

(3月13日~)

  • 博士と彼女のセオリー ◎
  • イミテーション・ゲーム ◎

(3月14日~)

  • イントゥ・ザ・ウッズ ○

(3月20日~)

  • 神々のたそがれ ○

(3月28日~)

  • 死神ターニャ △